STG初心者が東方projectのノーマルをクリアするようになるまで
はじめに
以前上げた「初心者にオススメの東方タイトル紹介」
たくさんの方に読んでいただいたようで、嬉しい限りです。
あれからかなり腕が上がり、風神録EXや天空璋EXもクリア達成。
最近は虫姫さまやデススマイルズといったCAVEのシューティングにも手を出している筆者です。
虫姫さまふたり Ver 1.5 (通常版) (初回生産分:「虫姫さまふたり Ver1.01 ダウンロードカード」同梱) - Xbox360
- 発売日: 2009/11/26
- メディア: Video Game
STGを始めて1年未満の初心者が東方projectをクリアするために何を意識したのか、最近流行ってるので便乗して書いていこうと思います。
東方projectの、と銘打ってますが中身は普通にアケシューの話も出てくるのであしからず。
その0.そもそもですが
そもそもの話。
私はSTGにハマる前は格闘ゲーム、主にギルティギアというタイトルをプレイしていました。今でも週に1度ゲーセンに行ってプレイしたり、大会に出る程度には好きなゲームです。
しかし、私は練習がとにかく嫌いだった。
ギルティギアだけでなく格闘ゲーム全般、とにかく練習が大事なゲームでしたが、私にとってそれが苦痛で苦痛で仕方がない。
今もそれは変わらないです。
なのでSTGを私に勧めてくれた人は「あんなに練習が苦手だったのにこんなにハマるとは思わなかった」と言いました。
つまるところ、STGにもそれなりに練習は必要です。
アーケードのSTGならば繰り返し100円玉を投入すること、東方ならばpracticeで苦手なスペカを練習すること。
むしろ、一番上達に近づくことは「やりこむこと」
この一点でしょう。
私は格闘ゲームの練習は死ぬほど嫌いでしたが、なぜかSTGの練習は一度も「辛い」とか「楽しくない」とか思ったことはありませんでした。
ここらへんはどうしてもその人の感性とか性格とかなんだとかに左右されると思うので一概に言えません。
なのでその「やりこみ」のなかでも、意識すべきところ、やるべきところを書いていこうと思います。
その1.ボムを撃つ
はい。
そのままです。
ボムを撃ってください。
もったいないとか考えるな。
ボムを撃て。
というのは流石に横暴すぎるので、解説をします。
多くのSTGにはボム(霊撃、スペルカード、ボンバー、八相弾など)という機能が搭載されています。
そしてその殆どが高火力・高威力で広範囲に広がり、弾を消し、そして自機が時間制限付きですが無敵になります。
強いですよね?
なのでボムはどんどん撃って良いのです。
しかし私を含む初心者の多くにありがちなのが、ボムをケチってしまうこと。
- 「ボスまで残しときたいし…」
- 「これぐらいだったら避けられるだろうし…」
- 「個数も決まってるし…」
そんな考えでケチってしまうこと、ほんっと~~~~にあるあるだと思います。
こんな強力な武器、そりゃあ難しい弾幕や敵に使いたいし、いざ使いたい時になくなったら困りますよね。
でもボムを撃て。
ボムを撃ってくれ。
なぜなら、ボムを出し渋った結果に訪れるのは「抱え落ち」という最悪な結果であることが大半だからです。撃てるはずのものが撃てず、無駄になってしまうのです。
例としてボムの初期数3で道中で1つ拾って所持数が4つの状態とします。
東方を含む多くのSTGは残機が減る・ミスをするごとにボムを回復させる場合が多いのですが、この状態で被弾をすると「ボムの所持数が3」になります。
つまり初期数3つに加え、オーバーして所持していた1つも無駄になるのです。
CAVEやアーケードのタイトルの場合そこまでボムはどんどこ増えないので多くても初期数+2とかの損失になりますが、東方projectの場合初期数+5とか初期数+6とか平気でぶっ飛びます。
こんなミスをするくらいならボムって消費して被弾で回復したほうが3000倍くらいマシなのはお判りいただけたと思います。
初心者のうちは決めボムやパターン化ということは考えないで大丈夫。難しい弾幕や敵が出てきたときにボムがなかったら潔く被弾しましょう。
そうすればボムは回復します。
ボムなんてものはなくなってからどうすればいいのか考えればいいのです。
そしてボムを撃つ回数が少なくなることは、上達への第一歩です。
私のボムの使い方は
- とりあえず弾幕の密度が濃くなったらボム
- 危ない場面にボム(できるかぎり通常ボム。くらいボムはしない)
- 苦手な場面に決めボム、またはくらいボム
というように変化していきました。
最終的にはパターン化(全体のボムの個数を踏まえて撃つ場面を決める)まで行けば、クリアはもうすぐそこだと思います。
2.上手い人のプレイを見る
STGってやってる時、私の場合IQ3くらいになってるんですが、そうじゃなくても特に初心者のうちは、飛んでくる弾や敵に気が散ってなかなか画面の把握ができないことが多いと思います。
アーケードの場合、地形にギミックが仕込んであったり、敵のドロップがあったりと様々な隠し要素があったりします。
それを激しい弾幕を避けながら把握するのは至難の業。
また東方projectでは苦手なスペルカードや、どうやって避けるのかわからないスペカもあるでしょう。
そんな時に役立つのが先達の残してくれた偉大なる「プレイ動画」です。
東方の最新タイトルから古のSTGまで、よっぽど希少価値の高いようなゲームでない限りそのほとんどがYouTubeに落ちています。
動画で見ることの利点はなんといっても冷静に画面を見ることができること。
冷静に画面を見れば、「あ、ここで敵ってこんな風に動くんだ」「ここの建物って壊すとドロップがあるんだ」「この敵は弾消しがあるんだ」と様々な気づきを得ることができます。
東方であればスペカのパターン化や安置も見つかることでしょう。
しかし動画を見ることで気を付けて欲しいのが、そのプレイ全てを真似しようとしないことです。
YouTubeに上げてある動画は、普通にリプレイである場合もありますが「ノーミスノーボムノーコンティニュー(いわゆるNNN)」であったり「カウンターストップ、ハイスコアなどの稼ぎ」といった特殊なプレイであることも多いです。
初心者のうちに上手い人のプレイを真似しても、余計にクリアを遠ざけてしまうだけです。稼ぎ系の動画はともかく、NNNに関しては参考にしたりしても真似は厳禁です。
見るときには苦手なステージだけ、スペカ・弾幕だけ、ギミックだけといった要素を分けて見るのがおススメです。
小さなことでも1つ1つ知識として持っているだけで、プレイは格段に良くなります。
東方project作品の場合、各タイトルの難易度ごとに解説をした動画もたくさん落ちているのでプレイ動画よりはそちらのほうがおススメです。
3.「ここまでできた」を大切にする
STGはいうなれば己との戦いです。
ひたすらに己の出したスコア、クリア、結果を超えることを極めるゲームです。
それゆえ、わかりやすく結果の出るゲームであるとも言えるでしょう。
- ハイスコアを超えた!
- 前回倒せなかったボスが倒せた!
- 〇面を超えた!
- ノーミスでいけた!
そういった「結果」がめまぐるしく更新されていきます。
なのでこれをしっかりと大切にしましょう。
私の場合はTwitterにツイートとしてその日の結果を書いていました。
そしてその時に今日良かったところや、次に生かしたいことも書き出したりしていました。
当時は「良いところを見つけなきゃ!」とやっていた訳ではありませんが、結果的に自分の成長の過程だったり、得意・不得意を見直すきっかけになったり、フォロワーさんに「うまくなってるね」と褒められるきっかけになったり…と良いことがたくさんありました。
無理に義務にする必要はありませんが、良い結果が出た時にはTwitter、ブログ、掲示板、その他SNSに投稿してみるのもひとつの手です。
さいごに
以上の3つ+1つが私が東方projectのノーマルをクリアするまでに意識したことです。
最初の0.で書いたように結果的にやりこむことが一番の近道ですが、1・2を意識してやるだけでもがむしゃらに取り組むよりもずっと上達が早くなると思います。
STGは今ではニッチなジャンルですが、かの有名なゲームセンター、高田馬場ゲーセンミカドでは現在秋のシューティング祭りと称して様々なSTGをプレイしている様子が生放送されています。
それを見た時に「あ、STGって好きな人いっぱいいるんじゃん」 と感じ、私はめっちゃくちゃ嬉しかったです。
なのでもっともっとこの楽しいSTGというゲームが広がってほしいと思います。
最後になりますが、このブログが楽しいSTGライフの役に立てば幸いです。